講演会

日本進化学会2013 TSUKUBA 参加日誌  その8 

大会第4日 午後 筑波には国立科学博物館の付属施設である筑波実験植物園があり,単に植物園があるだけでなく標本収蔵施設が併設されている.ということでその紹介を兼ねた公開講演会の企画となったようだ. 公開講演会 「自然史標本がつなぐ歴史と未来」 植…

 d-laboセミナー「ヴィジュアルなサイエンス 〜分類と系統を視覚化する〜」

d-laboとはスルガ銀行が東京ミッドタウンに開設しているラボで,様々なセミナーやプロジェクトが行われている.(詳細はhttp://www.d-laboweb.jp参照)今回8月20日に三中信宏のセミナーが開かれると知り参加してきた.夜7時から9時という2時間もの“高座”はか…

 東京Teen Cohort講演会  

東京Teen Cohortとは,東京大学・総合研究大学院大学・東京都医学総合研究所の3つの機関が連携して行う研究プロジェクト「青春期の健康・発達コホート研究」のことだ.これまであまり調査されてこなかった,10歳から20歳にかけていわゆる思春期のヒトの発達…

 ジャレド・ダイアモンド講演会 「The Earth of Dr. Jared Diamond」

日本科学未来館では現在<つながり2013プロジェクト>を遂行中だ.これは「今の地球,今の自分についての「知」を深め,未来のビジョンをともにつくり上げることを目指したプロジェクト」だそうで,今回2月11日に日本経済新聞社との協賛でジャレド・ダイアモ…

 高等研レクチャー「心の進化的起源」

12月8日に「心の進化的起源」と題された講演会が高等研レクチャーとして開かれた.場所は東京大学本郷キャンパスの一角*1にこの4月新しくできた伊藤国際学術研究センター内の伊藤謝恩ホール.このセンターはイトーヨーカードーの創業者でセブン&アイホールデ…

 交替劇プロジェクト講演会 『ネアンデルタール人と新人サピエンスの交替劇』

11月18日にネアンデルタール関連の講演会があったので聴講してきた.会場は一橋の如水会館となりの学術総合センター*1.この講演会は新学術領域研究「交替劇プロジェクト2010-2014」の主催.プロジェクトは「ネアンデルタールとサピエンスの交替劇は旧人と新…

 サイエンスカフェ「個性の行動学」

去る11月6日,東京大学駒場キャンパスにおいてサイエンスカフェが開催されていたので参加してきた.主催は日本学術会議行動生物学分科会,共催は東京大学進化認知科学研究センター.(http://kokucheese.com/event/index/58888/) 開始時刻は午後6時というこ…

 日本鳥学会 100 周年 公開講演会&公開シンポジウム 

日本鳥学会は由緒ある大学会だが,本年はその創設100周年ということで,100周年記念大会が9月14日から17日まで東京で開かれた.間の日曜日である16日には午前中に記念式典が開かれ,午後には公開行事として記念講演とシンポジウムが開催された.というわけで…

 鳥の色シンポジウム 「色・鳥どり」 

「色・鳥どり」 去る8月25日に日本鳥学会の企画による鳥の色彩についてのシンポジウムがあったので参加してきた.会場は東大弥生キャンパス内の一条ホール.一般向けの楽しいシンポジウムであり,会場にはバードウォッチャーらしい方々も大勢来場されていた…

 日本進化学会2012 参加日誌 その8 

大会最終日 8月24日 その2 最終日の午後は恒例の公開講演会. 今回のテーマは首都大学東京が積極的に関わっている小笠原に関する講演会だ.講演の合間には2007年の南硫黄島への調査の様子がビデオで流されたりしてなかなか工夫されていた.小笠原のことはあ…

 Animal 2011 公開シンポジウム「イヌを学ぶ,イヌに学ぶ」

今年の日本動物行動学会は「Animal 2011」という統一名称で日本動物心理学会・応用動物行動学会・日本家畜管理学会徒の4学会合同大会として9月8日から11日までの間慶応大学の三田キャンパスで開かれた.できれば参加したかったのだが,(特に初日の最初の性…

 日本学術会議公開シンポジウム 「ヒトの社会と愛 」

2月6日に東大本郷キャンパスで「ヒトの社会と愛」と名打った公開シンポジウムが開かれたので参加してきた.これは昨年アルディピテクス・ラミダスの復元について詳しい発表がなされたものを一般向けにも説明するという趣旨で開かれたもので,日本学術会議,…

 VCASI公開研究会「言語の起源と進化について」 その2

(承前) 入來篤史「霊長類の知性進化の神経生物学」 道具を手や目の延長として知覚するという現象を通じて,それが脳神経的にどう観測されるか,そしてそれから何が言えるかという内容だった. 私はこの分野は詳しくないので一部の議論は理解しかねたが,脳…

VCASI公開研究会参加記録 その1

10月1日にVCASI主催により「言語の起源と進化について」という公開研究会が開催された.VCASI(ヴィカシ)とは、Virtual Center for Advanced Studies in Institution[制度にかかわる仮想高等研究所=仮想制度研究所]の呼称だそうで,主に社会を秩序立ててい…

日本生態学会参加日誌 その7 (完)

第57回日本生態学会(ESJ57)参加日誌 その7 大会最終日(3月20日)の午後は東大本郷の安田講堂での公開講演会だ. 第13回 日本生態学会 公開講演会 「なぜ地球の生き物を守るのか?―生物多様性条約が守る自然の価値―」 今年2010年は生物多様性条約締約国会…

日本生態学会参加日誌 番外編

駒場進化セミナー THE FINAL 大会第五日 3月19日 生態学会の大会第五日は夕刻まで都合つかず断念. しかし同日夕刻から同じ駒場キャンパスで,土松,土畑両先生の主催する駒場進化セミナーが開かれている.これはかねてから行こう行こうと思っていて果たせな…

サイエンスカフェ「求愛のカタチ」

進化心理学者の坂口菊恵先生のトークがあるということで,昨日(3月13日)脳科学若手の会主催のサイエンスカフェに参加してきた.テーマは「求愛のカタチ:巡り会い、すれ違う♀と♂の科学」.神田神保町のサロンド冨山房 Folioという喫茶店での開催. 脳科学…

「ダーウィン生誕200年 その歴史的・現代的意義」その2

日本学術会議主催公開講演会 (続き) 日本学術会議のダーウィン生誕200周年記念講演会.第1部,第2部は科学史家からダーウィンの業績とその社会.思想への影響についてのプレゼンだった. 第3部では総合討論がなされる.その前に科学史家ではないプレゼンタ…

 「ダーウィン生誕200年 その歴史的・現代的意義」その1

日本学術会議主催公開講演会 「種の起源」出版150周年を少し過ぎて12月,日本学術会議主催のダーウィン生誕200周年記念の公開講演会が開かれたので参加してきた.場所は乃木坂下の日本学術会議講堂.青山墓地と青山公園と国立新美術館と衆議院青山議員宿舎に…

グラント夫妻「京都賞」受賞記念東京講演会

"Evolution of Darwin's Finches" by Peter & Rosemary Grant 今年の京都賞受賞者で,ガラパゴス諸島のダーウィンフィンチの研究で有名(もっと正確に言うとジョナサン・ワイナーの「フィンチの嘴」で有名な)ピーターとローズマリーのグラント夫妻の講演会…

 日本人類学会公開シンポジウム「ダーウィンと人類進化」

日本人類学会の公開シンポジウムは,いつもは学会と合わせて10月に行っているのだそうだが,今年はダーウィン年ということもあって1ヶ月遅らせて11月3日に東京で開くこととしたそうだ.というわけで参加してきた.会場は東大本郷の理学部2号館.理学部の他の…

 公開シンポジウム「人間とは何か―ヒトとそれ以外の霊長類の比較研究から分かること」

10月4日(日)に京都大学霊長類研究所の主催で公開シンポジウムが開かれたので参加してきた.場所は東大本郷キャンパスの赤門を入ったところのすぐ北側に安藤忠雄の設計で昨年3月に竣工なった「福武ホール」.コンクリート打ちっ放しの壁の奥に地上1階,地下…

 公開講演会 「ダーウィンの知られざる横顔」(日本進化学会2009 SAPPORO 参加日誌 その4)

9月5日(土) 公開講演会 「ダーウィンの知られざる横顔」 大会は終了したが,翌日の9月5日には関連行事として公開講演会が開かれた.もちろんこれにも参加してきた.今日の会場は北大の中でもっとも札幌駅に近い学術交流会館.有名なクラーク像のすぐそばだ…

 ダーウィン生誕200周年記念シンポジウム「ダーウィンを超えて 21世紀の進化学」

昨日8月22日にダーウィン生誕200周年記念シンポジウムが,日本学術会議主催,日本進化学会,日本動物学会の共催で開かれた.ダーウィンファンの私としては見逃せない.早々に事前登録して,昨日参加してきた.場所は本郷の東京大学安田講堂.この中に入るの…

 「チャールズ・ダーウィン,200年目の誕生会」

2月12日はチャールズ・ダーウィンの200回目の誕生日だ.世界各地(特に英連邦たるコモンウェルス諸国)で様々な催し物が開かれているそうだ.日本でもお祝いをするということで開かれたサイエンスカフェに参加してきた. 開宴は6時半ということで,東大駒場…

 公開シンポジウム 「戦争と人類学」

9月28日,日本学術会議・自然人類学分科会の主催による公開シンポジウムが本郷の東大キャンパスで開かれたので参加してきた.日本学術会議とは「日本学術会議は,科学が文化国家の基礎であるという確信の下,行政,産業及び国民生活に科学を反映,浸透させる…