- 作者: W. D. Hamilton,Mark Ridley
- 出版社/メーカー: OUP Oxford
- 発売日: 2006/01/12
- メディア: ペーパーバック
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きょうは第4章
今回のエッセーの書き手はハミルトンとグラフェンの下で博士課程を過ごしたLaurence D. Hurstさん.
鳥と派手さと寄生虫の理論に感銘を受けたハーストはハミルトンの下で博士課程を受けるべくオックスフォードへ.ここで何をやりたいかと聞かれ鳥と寄生虫と答えると,それは結構やったがうまくいかないとあっさり却下という話.次に何でかわからないがキク科の植物のwood formationをハミルトンから進められる.花粉のウィルス耐性と花柱の長さの関連とかをつついているうちに最後に細胞質の片親からの遺伝と性比についてまとめることになる顛末が語られる.その中では「論文に数式を入れるのは査定を通りやすくするためだよ」という冗談とも本気もしれないハミルトンの言葉が笑える.