2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
The Evolution Of Animal Communication: Reliability And Deception In Signaling Systems (MONOGRAPHS IN BEHAVIOR AND ECOLOGY)作者: William A. Searcy,Stephen Nowicki出版社/メーカー: Princeton University Press発売日: 2005/09/04メディア: ペーパ…
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ぼくには数字が風景に見える作者: ダニエル・タメット,古屋美登里出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/13メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 229回この商品を含むブログ (158件) を見る これはアスペルガー症候群,サヴァン症候群で,かつ共有感覚者…
第6章はだましを扱っている. グラフェンはまず定義を含めてこう述べている. まず安定している信号システムがあるなら,それは受信者から見て「平均して」正直なはずだ.そうでなければ受信者は信号を無視する.そしてあるレベルの信号に対して発信者が2タ…
この6つのおかげでヒトは進化した―つま先、親指、のど、笑い、涙、キス作者: チップ・ウォルター,梶山あゆみ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/08/24メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 53回この商品を含むブログ (9件) を見る 著者は研究者ではなく…
モデルを2つ提示し,ハンディキャップシグナルがESS戦略として成立しうることを示した後,グラフェンはいろいろな議論を行っている. まず第4章はこのモデルの性淘汰シグナル以外の解釈について. グラフェンは前提を満たしていればよいのだからいろいろな局…
グラフェンは第3章でハンディキャップコストをメスも負担する場合のモデルを検討している.これはフィッシャーモデルがメスが識別コストを負担するかどうかで結論が異なってくることから検討しているのかと思ったが,モデルをよく見ると識別コストではなく,…
続いてグラフェンは関数型の具体例を取り上げる. 具体例はオスの適応度関数の形で表され,このような関数になる. 一瞬なぜこの形の関数型が例としてあげられるのか混乱するが,要するに解析的に解きやすい形を選んでいるということだろう. についてはメス…
迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか作者: シャロンモアレム,ジョナサンプリンス,Sharon Moalem,Jonathan Prince,矢野真千子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/08/25メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 275回この商品を含むブログ (62件) を見…
さてハンディキャップシグナルがESS戦略として存在するという証明ができたところでグラフェンは面白い議論を行う. もしESSである戦略ペアが存在し,オスが正直に広告し,メスがそれを評価しているなら,(つまり野外でコストのかかる信号を持つオスがメスに…
さてここまでグラフェンのモデルの前提条件を見てきた. モデルの構造や前提条件を私の理解に沿って再掲すると<モデル:特にオスの戦略の概要> <ESS条件> オスの戦略,すべての a, q について以下が成り立つ メスの戦略,すべてのP(a)について以下が成り…
大会第三日(9月2日) 朝はまた土砂降り.大気が不安定なようだ.しかし8時過ぎにはあがってくれた.バス路線マップをよく見ると51系統のバスで烏丸通りを北上してそのまま京大農学部前に行けそうなことを発見.51番のバスに乗ってみるとなんと今出川通りで…
大会第二日(9月1日) すっきり晴れて暑い.今日はわりとゆったりと10時からポスター発表という日程だ.今日の会場はなかなかしゃれた時計台記念館.内部にはおしゃれなレストラン,京大に関する展示ルーム,談話室,大小のホールがありいい雰囲気だ. ポス…
今年の大会は京都だ.金曜日から日曜日までの3日間だが,初日のスタートが朝の9時半というのがなかなかシビアだ.しかも新横浜発6:18ののぞみで間に合ってしまうということで朝早起きして京都入りしたのだが,京都はなんと土砂降り.ものすごい雨で烏丸今出…