War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その71

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第9章 ルネサンスについての新しいアイデア:なぜヒトの抗争は森林火災や疫病に似るのか その1 第9章は第8章でどん底まで落ち込んだ百年戦争第1フェ…

書評 「WEIRD 「現代人」の奇妙な心理」

WEIRD「現代人」の奇妙な心理 上 経済的繁栄、民主制、個人主義の起源作者:ジョセフ・ヘンリック,今西康子白揚社AmazonWEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理 下:経済的繁栄、民主制、個人主義の起源作者:ジョセフ・ヘンリック白揚社Amazon 本書は文化…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その70

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀フランスの黄金時代からの崩壊.マルサス過程の階級ごとのズレを元にしたターチンの説明は最後に百年戦争を扱う.第1フェーズでは,本来国力に…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その69

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀フランスの黄金時代からの崩壊.ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だが,一般市民と貴族層が異なるマルサス過程に乗っているという…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その68

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀フランスの黄金時代からの崩壊.ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だが,一般市民と貴族層が異なるマルサス過程に乗っているという…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その67

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀フランスの黄金時代からの崩壊.ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だが,一般市民と貴族層が異なるマルサス過程に乗っているという…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その66

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する. ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だとするが,それだけで…

書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」

ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~ (光文社新書)作者:河田 雅圭光文社Amazon 本書は進化生物学者河田雅圭による進化の一般向けの解説書になる.河田は新進気鋭の学者であった1990年に「はじめての進化論」を書いてい…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その65

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する. ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だとするが,それだけで…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その64

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する. ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だとするが,それだけで…

書評 「善と悪の生物学」

善と悪の生物学(上) 何がヒトを動かしているのか作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon善と悪の生物学(下) 何がヒトを動かしているのか作者:ロバート・M・サポルスキーNHK出版Amazon 本書は,ストレスについての神経生理と行動の研究者で,アフリ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その63

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する. ターチンはこの基本メカニズムはマルサス過程だとするが,それだけで…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その62

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する.ターチンはこれは基本的に人口増加によりマルサストラップに入り込ん…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その61

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する.人口増加によりヨーロッパは典型的なマルサストラップに陥り(内的ダ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その60

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する.ターチンは内部的な非線形ダイナミクスからそれを説明する.人口増加…

書評 「進化精神病理学」

進化精神病理学 心理学と精神医学の統合的アプローチ作者:マルコ・デル・ジュディーチェ福村出版Amazon 本書は進化的視点から精神病理学の包括的な枠組みを構築する試みを解説する一冊.著者のマルコ・デル・ジュディーチェは進化心理学者で,パーソナリティ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その60

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀フランスの崩壊過程.ターチンはまず先立つ200年間でフランスの人口が3倍に増加し,14世紀初頭にはマルサストラップに入っていて,1人当たり…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その59

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはある種の黄金時代だったが,そこから崩壊する.ターチンはそれは外部要因によるものではなく,内部的な非線形ダイナ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その58

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 14世紀が始まるころ,フランスはカペー朝の王権が伸長し,ある種の黄金時代だったことが前回語られた.ここから崩壊過程が描かれることになる. 第8…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その57

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章までで第1部:帝国創成編(Imperiogenesis)が終わり,ここから第2部:帝国病編(Imperiopathosis)になる 第2部 帝国病:帝国の崩壊 第2部で…

書評 「技術革新と不平等の1000年史」

技術革新と不平等の1000年史 上作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon技術革新と不平等の1000年史 下作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon 本書はダロン・アセモグルとサイモン・ジョンソンという2人の経済学者に…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その56

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その17 ターチンはなぜ中国では統一状態が継続したのに,ヨーロッパは再…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その55

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その16 ターチンは本章でここまでフランク帝国のカロリング朝時代の4つの…

書評 「心理学を遊撃する」

心理学を遊撃する作者:山田祐樹ちとせプレスAmazon 本書は認知心理学者山田佑樹による,「心理学の再現性問題」についてそれをリサーチ対象として捉えて突っ込んでいった結果を報告してくれる書物である. 「心理学の再現性問題」は,心理学者にとって自分の…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その54

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その15 ターチンは本章でここまでフランク帝国のカロリング朝時代の4つの…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その53

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その14 カロリング帝国の南東部辺境.遊牧民がハンガリー平原に何度も侵…

書評 「生き物の「居場所」はどう決まるか」

生き物の「居場所」はどう決まるか 攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵 (中公新書)作者:大崎直太中央公論新社Amazon 本書は生態学者大崎直太による,生物の「ニッチ」がどのように決まるのかの学説史についての一冊.生物にはそれぞれの生息場所あるい…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その52

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その13 カロリング帝国の辺境.ここまで南西部辺境とスペインの興隆,北…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その51

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その12 カロリング帝国の北東部にはエルベ川東岸にゲルマン(ドイツ)と…

書評 「ゴキブリ・マイウェイ」

ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う作者:大崎 遥花山と溪谷社Amazon 本書はクチキゴキブリの翅の食い合いをリサーチしている若手研究者の自伝的研究物語.リサーチのテーマはゴキブリの配偶ペアの翅の食い合いという極めて興味深いものだ.4…