War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その54

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その15 ターチンは本章でここまでフランク帝国のカロリング朝時代の4つの…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その53

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その14 カロリング帝国の南東部辺境.遊牧民がハンガリー平原に何度も侵…

書評 「生き物の「居場所」はどう決まるか」

生き物の「居場所」はどう決まるか 攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵 (中公新書)作者:大崎直太中央公論新社Amazon 本書は生態学者大崎直太による,生物の「ニッチ」がどのように決まるのかの学説史についての一冊.生物にはそれぞれの生息場所あるい…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その52

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その13 カロリング帝国の辺境.ここまで南西部辺境とスペインの興隆,北…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その51

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その12 カロリング帝国の北東部にはエルベ川東岸にゲルマン(ドイツ)と…

書評 「ゴキブリ・マイウェイ」

ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う作者:大崎 遥花山と溪谷社Amazon 本書はクチキゴキブリの翅の食い合いをリサーチしている若手研究者の自伝的研究物語.リサーチのテーマはゴキブリの配偶ペアの翅の食い合いという極めて興味深いものだ.4…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その50

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その11 カロリング帝国の北東部にはエルベ川東岸にゲルマン(ドイツ)と…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その49

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その10 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.北西部の辺境…

書評 「宗教の起源」

宗教の起源作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 本書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にと…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その48

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その9 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.北フランスにヴ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その47

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その8 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.北フランスにヴ…

書評 「なぜオスとメスは違うのか」

なぜオスとメスは違うのか―性淘汰の科学作者:マーリーン・ズック,リー・W・シモンズ大修館書店Amazon 本書はハミルトンとともに性淘汰のハミルトン=ズック仮説を提唱したことで有名なマーリーン・ズックとリー・シモンズによる性淘汰の解説書だ.ズックは…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その46

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その7 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.北フランス地方…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その45

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その6 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.ライン川の西側…

書評 「ダーウィンの呪い」

ダーウィンの呪い (講談社現代新書)作者:千葉聡講談社Amazon 本書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(本書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その44

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その5 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.カロリング朝フ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その43

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.カロリング朝フランク帝国の対イスラム辺境編.ここまでレコンキスタの歴史が描写された.最後に…

書評 「なぜ私たちは友だちをつくるのか」

なぜ私たちは友だちをつくるのか--進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係作者:ロビン ダンバー青土社Amazon 本書はダンバー数と言語のゴシップ起源説で有名なロビン・ダンバーによるヒトの社会的ネットワーク(特に親しい友人関係)についての本…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その42

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.まずはカロリング朝フランク帝国の対イスラム辺境が描かれる.とはいえ記述のほとんどはフランク…

第16回日本人間行動進化学会(HBESJ OSAKA 2023)参加日誌 その3

sites.google.com 大会2日目 12月3日 二日目の午後は総会と口頭セッション3 総会では来年度の開催場所が広島(広島修道大学)となるアナウンスがあった・ 口頭発表セッション3 宗教的CREDsと宗教的信念:International Social Survey Programmeデータの二次分…

第16回日本人間行動進化学会(HBESJ OSAKA 2023)参加日誌 その2

sites.google.com 大会二日目 12月3日 二日目の午前中は口頭発表セッションと招待講演 口頭発表セッション2 直観的協力は集団の枠を超えられるか:最小条件集団パラダイムを用いた検討 前田楓 直観的協力*1についてはいくつかの選好研究がある.ランド,グリ…

第16回日本人間行動進化学会(HBESJ OSAKA 2023)参加日誌 その1

sites.google.com 本年のHBESJは大阪公立大学での開催となった.ハイブリッド開催ということで今年もオンラインから参加することとした.運営はいろいろと大変と思われるので,本当に感謝の気持ちである. 大会初日 12月2日 初日はいつもの通り午後からスタ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その41

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンの帝国の興亡理論.第7章はローマ帝国滅亡後に現れたフランク帝国とその後継国家群(後のヨーロッパ列強を形作る国家群)の興隆を扱う.まず…

書評 「「協力」の生命全史」

「協力」の生命全史―進化と淘汰がもたらした集団の力学作者:ニコラ・ライハニ東洋経済新報社Amazon 本書は行動生態学者でヒトの協力のリサーチも行っているニコラ・ライハニによる協力の進化を扱った一般向けの科学啓蒙書だ.オーソドックスに協力にかかる進…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その40

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンの帝国の興亡理論.第7章はローマ帝国滅亡後に現れたフランク帝国とその後継国家群(後のヨーロッパ列強を形作る国家群)の興隆を扱う. 第7…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その39

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンによるローマ帝国の興隆.辺境とメタエスニック断層線と古代ローマの価値観「父祖の慣行」がアサビーヤにつながったと主張し,最後に古代ギ…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その38

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンによるローマ帝国の興隆.辺境とメタエスニック断層線という外部要因を見たあと,ローマ時代のテキストから内部要因を検討する.そして古代…

書評 「人を動かすルールをつくる」

人を動かすルールをつくる――行動法学の冒険作者:ベンヤミン・ファン・ロイ,アダム・ファインみすず書房Amazon 本書はヒトがルールに対してどのように反応して行動するかという行動科学的視点にたって法(特に立法政策)を考える試み*1についての一般向けの解…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その37

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンによるローマ帝国の興隆.辺境とメタエスニック断層線という外部要因を見たあと,ローマ時代のテキストから内部要因を検討する.そして古代…

War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その36

War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazonターチンによるローマ帝国の興隆.辺境とメタエスニック断層線という外部要因を見たあと,ローマ時代のテキストから内部要因を検討する. 第6章 オオ…