訳書情報 「ドーキンスが語る飛翔全史」


以前私が書評したリチャード・ドーキンスの最新刊「Flights of Fancy」が「ドーキンスが語る飛翔全史」という邦題で邦訳出版されるようだ.「魅惑の飛翔」という原題に比べてちょっとダサい邦題だが,売り上げを考えるとこうなってしまうということだろう.
ドーキンスも原書出版時には80歳(今年の3月で82歳になる),ここのところの著作は自伝や新無神論関係の本が多かったが,久しぶりにがっつりした進化関係の本を書いたということになる.ということで蘊蓄や余談は語りたいだけ語るぞと本人が楽しんで書いているのがよくわかる一冊になっている(何しろ所々に「by the way」で始まる余談コラムがあるのだ).全般にちりばめられているイラストも美しい.ドーキンスファンにとってはまことにうれしい一冊ということになるだろう.


原書

 

原書に対する私の書評
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