「好奇心の赴くままに:ドーキンス自伝 I 」

好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I: 私が科学者になるまで

好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I: 私が科学者になるまで


以前私が書評したドーキンスの自伝「An Appetite For Wonder」が邦訳出版された.本日書店で現物確認してきたが,出版当時のUK版のカバーと同じ写真*1を使い,さらに美しく仕上げたモノクロの装丁になっていておしゃれだ.上下巻に分けず,価格も2800円と抑えた作りで好感が持てる.
本書はドーキンスの祖先の物語から利己的な遺伝子出版までを扱ったもので後編の出版も予告されている.古き良き時代の大英帝国の残照や気取った英国の寄宿学校の話などがなかなか読んでいて面白かった.私の原書の書評はhttp://d.hatena.ne.jp/shorebird/20131011


原書 US版

An Appetite for Wonder

An Appetite for Wonder


UK版

An Appetite For Wonder: The Making of a Scientist

An Appetite For Wonder: The Making of a Scientist




 

*1:若き日のドーキンスが見つめているのは研究材料だったコオロギだ